小さな星がほらひとつ

矛盾を抱えて生きる話

矛盾などないほうが

圧倒的にラクだ。

 

人間の汚い部分

社会の汚い部分

そして

自分の弱い部分。

 

そんなものから

目を背け続けるほうが

人生は圧倒的にラクだ。

 

でも

人生とはかくも面白い。

そんなラクな道を選んだ先には

必ずまとめて返ってくる。

 

それは

仕事かもしれんし

子育てかもしれんし

あるいは

死ぬ間際になってはじめて

この世に生まれて

なにひとつ残せてないことを

嘆き悔やむのかもしれない。

 

いずれにせよ

ほんとうに人生はよくできてる。

 

ラクさのツケは

自分に全て返ってくる。

 

そう考えると

遅かれ早かれだ。

 

自分と向き合うことを

今やってしまうのか

先延ばしにするのか。

 

そして

今やってしまう人間だけが

世界の真実に近づける。

 

ただ

それはそれで

矛盾を抱えて生きることになる。

 

そんな生き方は

決してラクではない。

 

周りからみて

なんでそこまでやるのと

心配になることもあるだろう。

 

でもその分、

死ぬ間際になって

きっと後悔はない。

 

もっと言うなら

いつ死んでもいい。

 

それは別に

死にたいわけではない

 

でも死んでもいいと

ほんとに思えるほど

日々を全力で生きてるんだ。

 

自分の中にある

確かな矛盾を抱えながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

おれは苦しんで生きようと思う。

師匠は言った。

 

人間は幸せになるために

生まれてきたのではない。

 

はじめてその言葉を聞いた時

意味がわからなかった。

 

その時の自分では

幸せが人生の最上位概念だと

思ってたからだ。

 

それが違うのか?と問いを立て

DVDを見て本を読んで。

 

頭でまず理解ができてきて

仕事を通して腑に落ちてきた。

 

今日時点のおれは

矛盾を抱えて生きようと思う。

 

人間は、というか生物は、

本来そういうものなんだから。

 

勧善懲悪なんてなくて

誰かの幸せな裏には

必ず誰かの不幸がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矛盾のない人生の方が

圧倒的にラクだ。

 

でもラクさは

豊かさとは全く別なんだ。

 

不労所得をつくって

自由な時間をつくって

ラクに遊んで生きる

みたいなことが

豊かさの象徴になってるけど

そんなもん豊かさではない。

 

お金自体、

貨幣経済自体、

そもそも人間がつくったもので

 

その仕組みの中で

幸せになる発想なんて

所詮は鳥かごの中にいる

資本主義の奴隷に過ぎない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とかいう反面、

周りの大切な人には

ラクに生きてほしいと願う。

 

ラクに生きることは

別に悪いことではない。

 

だし

死ぬ間際に後悔するかは

自分にしかわからないから。

 

どないやねん。

ええねんそれで。

 

矛盾を直視しろ。

見て見ぬふりすんな。

 

それが大事。

結果として中になる。