小さな星がほらひとつ

価値観の話

価値観を棚卸していく。

 

■幸せの話

手帳のカバー的なところに入れてる。自分の幸せのイメージ。

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ポイントはふたつある。

①自分にとって大切な人たち(家族、友達、仲間)との時間をいかに最大化できるか

②自分の魂が歓喜する手段で実現する

 

■①「自分にとって大切な人たち(家族、友達、仲間)との時間をいかに最大化できるか」の背景

 

これは3つある。

まず一つ目は学術的な観点から。

幸せに関する研究はハーバードを中心に世界中で行われている。短期的な研究もあれば、100年にもわたる長期的な研究もある。共通した答えとしては、それは「豊かな人間関係」が幸福度に最も影響を与えるということだ。おれにはありがたいことに、大切なひとがもういっぱいいる。その人たちとの時間を最大化したい。もっと、各コミュニティごとに四季のイベントを楽しみたい。そんなことをいっつも考えている。

 

二つ目は仕事の経験から。

コンサルで働いているとき、計1000人以上の人に仕事を通して会って話してきた。中小企業経営者や、生保のセールスマンなど、中には「成功者」と呼ばれる経済的な自由人も多かったが、いくら経済的な自由や地位や名声を得ていても、おれから見て幸せそうじゃない人は山ほどいた。家庭をないがしろにしてたり、社員の幸せよりも自分の物欲を満たしていたり、SNSで自分の豊かさをアピールし続けていたり、そんなところ。それはおれからみれば「自分の幸せの形を実現するために周りのひとを利用している」ように見える。おれは、そうなりたくないと思う。仕事は部活で、一緒に働く仲間もおれにとって大切なひとだから。

 

三つ目は自分の体験から。

仕事でかれこれ4年半ほど関東にいた。大阪に帰ってきたとき、関東に行くまえにあったコミュニティーがなくなってて、バーベキューとか忘年会とか、企画しても集まらんくなってた。それは仕方のないこと。結婚したり、子供が生まれたり、引っ越ししたり、転職したりすると、当然生きる環境が変わるから優先順位も変わる。でも、おれはすごく寂しかった。昔見たいにアホみたいに飲んで騒いでしたいといまでも思う。だから肉の勉強して、仕入れて捌けるようになった。バーベキュー楽しむために。バーベキューは素晴らしい。新年会とか忘年会は時期が限られてるけど、バーベキューは冬以外できるし、配偶者とか子供も一緒にできるから。ライフスタイルが変わったとしても、参加しやすいイベント、それがバーベキューや。今年はまだ金がなくて出来んかったけど、来年以降は各コミュニティごとにバーベキューを企画していこうと思う。

 

■②「自分の魂が歓喜する手段で実現する」の背景

鶴太郎さんのアナザースカイを見るのが一番はやい。

www.youtube.com

抜粋すると、「人生をどう生きるか考え抜く」「一つの物事をとことん追求しまくる」「咲き切れていない感覚」「絵を描いているときの自分は魂が歓喜している」「生活を基盤にした人生ではなく、魂が歓喜するかどうかが判断基準」あたりの言葉が好きなんやけど、なんつーか、このひとの雰囲気とか、明るさとか、表情とか、ひょうきんさとか、そういうのが全部好き。こんな60歳になりたいなと心から思う。

 

3年前、この動画に出会い心を打たれ、「自分の魂が喚起するジャンル」=「研究してもしても飽きなさそうな大好きなもの」はなにかと考えたとき、出てきたのは、焼肉、うどん、マンガ、恋愛の4つやった。

 

正直、その4つであればどれでもよかったんやけど、恋愛を選んだのは、この4つの中で圧倒的に困っているひとが多いことがわかったから。ほかの3つはようは娯楽のジャンル。これで困っている人ってのはほとんどおらんやろう。でも恋愛は違う。困っているひとはほんまに困っているし、誰かに相談もしづらいし、相談したところで解決できるわけでもない。だからここにした。

 

恋愛研究はいまだにおもしろい。人の恋バナ聞くのも、それで研究するのも、変わらずにおれの魂を喚起させるジャンルでいてくれる。

 

■話をもどす

①自分にとって大切な人たち(家族、友達、仲間)との時間をいかに最大化できるか

②自分の魂が歓喜する手段で実現する

つまり、この2つがおれという人生の大きな方向性ということ。

この方向性は2年前ぐらいからもう変わってないし、おそらくこの先も変わることはないと思う。

 

■優しい人の話

おれのおじさんはかれこれ20年ほどニートしてる。もう50代半ばで社会復帰は難しいと思うし、なんとかしないなと思う。なんとかしないといけないと本気で考えてるのは家族できっとおれだけやから、やっぱり頑張らないとなーと思う。境遇自慢がしたいわけでなく、そういう「通常の人生」から見た時にイレギュラーなことって、誰にでもあるという前提がおれにはある。両親が離婚してたり、兄弟が腹違いだったり、親せきに犯罪者がいたり、カミングアウトしてないだけでゲイだろうとバイだったり、整形してたりするかもしれないと思うし、もし大切な人がそうであったとして、話してみようかなって思える自分でありたいと思っているし、もし話してくれるようなことがあれば、一切驚いたりせずに、ありのままを受け入れられる自分でありたいと思っている。だから普段から偏見をもたないように努めている。だからおれにとっては芸能人だとか、どっかの会社のお偉いさんだとか、社内の役職だとか性別だとか、年齢から見てどうだとか、そういうものはほとんど見ていない。人と見るときの基準は、「その瞬間のその人がどんな人間か」だ。だから目上の人に対してもヘコヘコしたりしないし、逆に年下や立場が下の人であっても、偉そうにしたりはしない。フラットに接する。こういう生き方をしているとあまり上の人から可愛がられるようなことはないから損してるなあと思うこともあるし、社会不適合者やなあと思うことも多いけど、それはまあどうでもいい。普段からそうしていないと、いざというときに大切な人を傷つけることになってしまうかもしれんから。そっちのほうがおれにとってはよっぽど重要や。こういうことが出来る人がほんとうの意味で優しい人やと思っている。自分は優しいかっていうと、優しいと思う。笑 この定義のなかではがんばってる。どんな問題があろうと、どんな状態だろうと、こっちはブレない。やさしさというのはそのひとの人としての強さでもあると思う。

 

そう思うのはきっとおれが思春期のころの記憶に起因する。昔から「変わってる」と言われることが多かった。当然、自分の中では変わっていることをしているつもりはないのだが。だから「それ引くわ~」みたいな感覚が自分の中になくて、いろんな友達を引かせてしまったことがある。そのたびに「これをすると人は嫌なんやな」ていうことをひとつひとつ学んできた記憶がいくつかある。あとはふたり兄弟なんやけど、兄ちゃんがとにかく優秀。頭いいし、人望もあり、中学も高校も生徒会長する感じの。そんな兄と比較され、よく母親からは「あんたもやればできる子やのになあ」と何度も言われた記憶もある。

 

ありのままの自分を、ありのままの存在として受け入れられた感覚が、きっと昔はなかったんやと思う。だから自分はそれを大切なひとにできるようになろうとここまで思ってるんちゃうかなーと思う。

 

■生産性の話

例えばさ、週5日あたり、一日5時間だけ部活(仕事)して、年収600万くらいあればよくない?むっちゃ単純な話。それを実現しようと思ったら、競合は一日10時間とか働いている可能性あるから、時間の長さではなく、時間の質で圧倒的に勝たなアカンやろって話。

 

■利益率の話

同じく、週5日あたり、一日5時間だけ部活(仕事)して、年収600万くらい取ろうと思ったら、労働集約型の仕事では限界しかない。ITや情報の分野に参入するしかない。

 

■強みの話

同じく、週5日あたり、一日5時間だけ部活(仕事)して、年収600万くらい取ろうと思ったら、ひとりひとりが自分の強みを圧倒的に活かし合ってないと無理やし、その分野の第一人者になるくらいの学習欲は必要。

 

■バランス

アルケミストって小説の中で、主人公の少年が王様のところにいくシーンがある。宝物を見ながら、スプーンの油を落とさないこと、が大事だって話は今でも刺さってる。

 

■人の話を聞いてるとき

相手に共感する。というのは簡単なようで難しい。相手に憑依したいといつも思って話を聞くようにしている。相手から見えている世界をできるだけそのまま見れるように努める。そうじゃないとその人のほんとの気持ちなんて想像できないし、ほんとに寄り添えないから。だから生い立ちから聞く。両親がなにしてて、兄弟構成とか、部活経験とか、仕事選んだ基準とか、いろいろ投げかける、質問を。それは相手が見えている世界を可能な限り一緒に見たいという願望である。

 

■日本

日本が好き。四季が好き。寒いのは苦手やけど、もっと冬も楽しめるようになりたいといつも思っている。

 

■宇宙

宇宙が好き。かの松下幸之助も「人間とは何か」を考えて宇宙に辿り着いた。宇宙は今でも成長し続けている。だから宇宙の中のひとつの惑星の地球に生きる人間も、成長し続けるのが本来あるべき姿やと言ってる。なんとなくわからんでもない。

 

■地球

星にも命があり、寿命がある。温暖化とかは地球が悲鳴を上げていると捉える。人間も過度なストレスがかかると病気になる。地球だって同じだと思う。こないだタッキーがマグマを見にいく趣味をテレビでやってて、「地球も生きてるんだなってわかる」って言ってたけど、おれもそう思う。地球も生きてるし、人間と同じひとつの命。

 

■命

命に関する捉え方は、手塚治虫の火の鳥で描かれるものとほぼイコール。人も、動物も、花も、虫も、地球も、大きさや形は違えど、等しく命があり、その価値も等しいと思っている。

▶︎この記事に詳細

http://www.pololog.com/entry/2018/06/20/185136

 

■ビジョンにおける逆算

佐藤直樹という好きなデザイナーがいる。デザインが、というよりも発想の仕方が本質的で好き。例えば佐藤さんがACUOというガムのデザインを依頼された時、「今ある商品をどう良くできるか」ではなく、「この商品は本来どうあるべきか」から考えて、引き算でデザインしていくそう。だから他の人が思いつかないようなクリエイティブがうまれる。会社だって同じだと思う。いまある経験や情報でよくするのではなく、本来はどうあるべきか、から考えることが本質的だと思う。

 

■魂

命と同じく、その捉え方は火の鳥で描かれているものとほぼイコール。命が尽きると、魂となり、次の入れ物へと魂は巡る。それは人かも知れないし、虫かもしれない。

 

■宗教

家は仏教、真言宗。でも個人的には無宗教。家が仏教やから、普段はそのしきたりに合わせてる。

 

■神様

科学がまだ発達してなかった時代。地震、雷、洪水、干ばつ、台風など、あらゆる自然災害を誰も説明することはできなかった。だから人は、崇める対象として神とか仏とかキリストとか、形あるものをつくったと捉えている。だから元を辿れば神様の本質はおんなじだと思う。それは自然であり、宇宙でもある。

 

■思考性

とか書いてて改めて思うけど、昔っから、自分の中でそのまま受け入れられたことはほとんどないと思う。全てにおいて、自分が納得する答えを見つけるまでは徹底して考えるし、その答えが出るまではインプットとアウトプットを繰り返す。そのへんは合理的な一面が強いと思う。

 

■筋

筋を通す、ということは大事にしてることのひとつ。太ってる人が痩身エステしてたら、おいーーーってなるし、不健康そうな人がサプリメントとか売ってたら、おいーーーってなるよね。でもそこまで極端な話じゃなくても、ちょっとした筋の通ってないことでも気になってしまう。それはおれが納得いかないと動けないタイプだからだと思う。

 

■行動力

高橋歩の好きな言葉の一つに、「思考はシンプルに。行動はパワフルに。」というものがある。一見、当たり前なことを強く言ってるだけなんやけど、これむっちゃ大事やと思う。自分のやることに対して確信が持ててる人間は強いと思う。

 

■未来

未来は不確定なものだと思われがちやけど、一部の人間からすると未来はほぼ確定してる。なぜなら、その未来が必ず訪れるように動くから。尊敬する孫さんしかり、アイススケートの羽生くんだとか、体操の内村だとか、イチローだとか、発言を聞いてると彼らの中で未来はすでに実現することが確定している。これは自分に対する圧倒的な自信がないと出来ない。おれは正直、彼らほど強くない。でもきっといま描いてることくらいは実現できるとは信じている。

 

■人間の差

頭がいいとか悪いとか、運動ができるとか出来ないとか、同じ種族なんやから、多少の個体差はあれど、誰かが出来るならその近くまでいくことは誰でも出来ると信じている。

 

■人間の可能性

むちゃくちゃ信じてる。一人一人に個性があり、一人一人に違う強みがある。弱点を補うよりも、強みを伸ばすほうが絶対に伸び率いいし、そのほうが結果としてチームの弱みをカバーし合える。その人の強みはなにで、どうすればその強みが最大限活きるのか、ということは仕事を進める上でいっつもいっつも頭の中の大部分を占めてる。

 

■チーム

なにかをする上ではチームを組む前提がある。なんでかっつーと、身体が弱い。仲のいい人はだいたいおれのことひ弱だと思ってる。年に6回くらい風邪ひいて寝込む。でもそれは決して無理して寝込むわけじゃない。風邪引かないように努めた上で寝込んでる。だからおれは一般的な健康な人に比べて、よほど身体が弱いんやと思ってる。なので、ハナから無理は出来ない身体。そのクセ、やりたいことはおっきかったりするから、いろんな人に力を借りるしかない。

 

■身体が弱いこと

身体が弱くて、卑屈になってたときもある。コンサル時代の上司は鉄人ばかりで、睡眠時間3時間くらいやのにすげー元気やったりして、その基準で仕事させられてこっちはクソグロッキーな毎日を過ごしてた。なるほどそうか。おれは身体弱いから、1日に稼動できる時間が人より少ないと思ってる。だから生産性を高めることには強いこだわりがあるんかもしれんな。

 

とか書いているときにやっぱり風邪ひいて、3日間寝込む。

肉体改造に取り組むべし。

  

■ゼクシィの時の話

生産性でもうひとつ。ゼクシィはとにかく定時で縛られて働くことがすごくストレスやった。アポが飛んで、事務処理もなくて、なんも仕事ないから小説読んだりしてたんやけど、ほんなら白い目で見られ、仕事中に小説読んでるとかチクられて、注意受けたり。そーゆーのはほんまにナンセンスやと思う。経営者も、その文化も。物事の本質を常に捉えることが大事。仕事の価値は働く長さとは全く無関係だ。より短い時間の中で、最大限効果的に成果をあげるほうがよっぽど重要。

 

■本質について

物事の本質がなにか。ということも生きてる中でずっと考えていることの一つ。例えば、子供を虐待して殺してしまったママがいたとして、一般的にはそのママが悪い、みたいな短絡的な捉え方されがちやけど、おれはそうは捉えない。

 

■人生

「人が生きる」と書いて人生。人はなぜ生きるのか。命それ自体に価値はない。だからなぜ生きるのか、なんてことは本質的にはどうでもいい。でも、人間が他の入れ物と違うのは「脳が発達してて、思考できる」ところ。だから、本質的には意味がなくても、なにか答えを出そうとする。

その前提の上で、なぜ生きるのか、という問いに対しては「幸せになるため」と答える。幸せ、とは人生における最上位概念だと思う。

 

■幸せ

多くの人は、「結婚できれば幸せになれる」とか、「成功して金持ちになれば幸せになれる」とか考えているが、本質的にはそうではない。

物持ち、金持ち、名誉持ち、であっても不幸そうな人は山ほどいる。それらの人は、物質的な豊かさこそが幸せになる道だと信じてやまないが、このタイプの人は世の中の9割を超えるだろう。

本質的に大事なことはそうではない。精神的な豊かさだと思う。

 

■日本の教育

極端に言えば、学力が高い人=要領よく暗記できる人、だと捉えている

戦後、GHQは日本人の圧倒的な識字率の高さに驚愕し、民族としての牙を折った教育制度を敷かせた。

考えることを放棄させる教育を。日本から国の成り立ちが書かれた古事記を外した。

だから日本人の多くは考える習慣がないし、神社や寺の大筋の成り立ちすらも知らない。

考えない人間は社会の仕組みの歯車としてなんの違和感もなく取り込まれていく。

 

■社会の仕組み

①資本主義

②ミソジニー(男尊女卑)

この二つは前提として大事

 

キリないから終わる。

でも、いろいろ整理できた気がする。

創りたい世界観は、あくまでも自分の幸せから派生させる。

それが経営者の特権か。

 

■さくらももこ

何事もない日常に幸せの基準を置き続けたさくらももこは、子供に、じぶんがさくらももこだと言わなかった。

こんなかっこいい生き方はないと思う。そうありたいと思う。

 

■ビジネスの話

コンサルの時、ゆーても営業会社やって、なんだかんだゆーて、売り上げ上がるやつが正義で正しい、みたいな文化があり、おれはそれが嫌やった。そんなもん、影響力ある人間がえらいみたいな発想であり、チームワーク取らなくても、成果さえ上げてればいいみたいな、外資的な文化。合わんかったし、好きではない。そーならそうと最初から言って欲しい。それよりも優しくて本質的で、生産性の高い人が人が上に上がれる仕組みを作りたいと思う。

 

■愛

愛に対する捉え方はフロムの「愛するということ」とほぼ=だ。愛とは感情ではない。愛とは主体的な行為である。もっと噛み砕いた表現をすれば、愛とは無償のものである。例えば、相手に興味関心を持つことも愛の範囲だし、具体的に何かをしてあげることも愛だ。よく母親と子供の関係が取り上げられたりするが、それは必ずしも愛だとは思わない。多くの母親が、子供への愛情に見せかけて依存しているからだ。愛と依存は紙一重。