書きたいことがある。
Googleのカンファレンスに参加する今朝、
スウェーデンの16歳、グレタさんが国連で地球温暖化についてスピーチしてた。
もしこれを見てるのがおれの友達であるなら、見てほしい。
おれは、おれの今の人生を悔しいと思う。
グレタさんの冒頭の言葉、
「わたしは本来学校に通っているべきであり、ここで話しているべきではない。」
そう彼女は学校にちゃんと通って、友達と部活したり勉強したり、遊んだりするべきだ。
なのになぜ彼女は国連にいるのか。
その答えはすべてスピーチの中にある。
地球温暖化のことは、今オトナのやつらが、いや、今オトナのおれたちが未来のために向き合わないといけない最も重要な問題や。
スウェーデンという国は北欧に位置し、ノルウェー、フィンランドと並んだ雪国だ。
バックパッカーのときにカンボジアを一緒に旅したノルウェー人の話では、
このあたりの国は緯度が高いため、一年のうち半年間は「昼」、もう半年間は「夜」が続く。
そのせいか「夜」の時期には鬱になる人が多く、自殺者が世界的にも多いそうな。
そしてなにより自然が身近にある。
日本なんかよりもよっぽど。
自然とともに生きてる。
きっとそんな環境で生まれ育った彼女だからこそ、地球の変化に敏感だったんだろうと想像する。
きっかけとなったのは8歳。
地球温暖化が進む事実と、それに対してオトナが誰も本気で動いていないことに衝撃を受けた。
16歳。
高校二年生の彼女は2018年に一人で立ち上がった。
地球温暖化対策の重要性を訴えるため、毎週金曜日は学校を休んで、
たった一人で国会の前に座った。
座り続けた。
そんな彼女の運動に共感した世界中の子供たち300万人が、
彼女と想いを同じくして、毎週金曜日に学校をボイコットして国会の前に座っている。
おれは感動する。
世界をありのまま捉える彼女の心のきれいさに。
おれの心は震える。
そしてたった一人で立ち上がり、国連でスピーチをするその勇気に。
彼女は言う、
「いまのオトナたちが話すのは金や利権のことばかり。温暖化に対しても、いまはまだない技術に頼っている。おとぎ話を信じてる」と。
彼女が見据えているのは、自分だけでなく、子供や孫の世代が生きていく未来。
でも今のオトナたちが考えてるのは、自分だけの地位や立場やお金を守ることばかり。
子供や孫の世代までほんとうに考えている前提とは到底思えない、レベルの低い議論。
すべての本質的な問題に見て見ぬ振りをし続ける、
ただただ責任を回避する欲望にまみれた汚いオトナたち。
ほんまにそう。
ほんまにそうなんよ。
みんな千と千尋に出てくるオトンとオカンなんよ。
ブタブタ。
おれらが生きるいまの社会は、
お金と物。
お金とサービス。
お金がなにとでも交換できる世界の価値基準に置いた、資本主義。
お金を多く持つことは、より多くのものやサービスを使えるだけでなく、
それ自体が地位や権力の象徴となり、
また、自己顕示欲を満たす道具にもなる。
資本主義はたしかに近代の発展には必要なそんな制度ではあったけど、
もうこれ以上成長しなくていい。
資本主義である限り、天井のない欲を持つ汚いオトナたちが、世界を回していく。
それがいまの世界であり、日本であり、社会でもある。
多くの人が、人生の大半をお金を稼ぐことで浪費していく。
本当に大切なものがなにかもわからない、
ぼやけたモノクロの世界で生きている。
おれは違う。
おれから見た世界はひとつひとつに意味があり、ひとつひとつに色がある。
一般感覚からズレている、という意味でおれはよく変わってると言われるけども、
おれから見たら変わってるのはお前らすべてや。
おれは彼女と共に、第一線で地球温暖化のために動きたいと思う。
それが人間として本来の生き方、姿勢やと思う。
誰もが資本主義の奴隷の国、日本。
資本主義の奴隷どもは、地球のことなどどうでもいい。
すべての判断基準は損得。
自分にメリットがあればやるし、ないならやらない。
人間関係にもそれをあてはめる。
おれは違うぞ。
おれには愛がある。
親への愛があり、
友への愛があり、
自然への愛があり、
地球への愛がある。
命は愛は絶え間なく巡っている。
仮におれ一人が死ぬことで地球温暖化が止まるなら、
喜んで命を差し出す。
それくらい大きな愛がおれにはある。
でも、それを発揮できない。
資本主義の中で豊かに生きるにはお金が必要やから。
だからビジネスに振り切ってるけど、おれはやっぱり、見て見ぬ振りはできない。
資本主義の奴隷が、当たり前のように蓋をしていることにおれは蓋できないし、絶対にしたくない。
感じてみてほしい。
よく考えてみてほしい。
自然が身近でない日本でも、おかしいことは起こり続けてる。
昔はここまで夏は暑くなかったし、
近所の公園からバッタやかみきりむしは消えた。
台風だってこんなに家を壊して、命を脅かすほど大きくなんかなかった。
目の前に起きている事実に真正面から目を向ければ、
地球に異常が起き始めていることに気づけるはず。
わかるよ?
余裕がないんでしょ?
ほとんどの人は考えてない、なにも。
だから自分のことで必死。
自分と職場の人間関係だけで必死。
ちがうよ。
そうじゃない。
おれらは宇宙船地球号の乗組員で、
意識しないと見えないけど、
一番守らないといけないのは地球。
おれは金はないけどそこまで見れる心の余裕があり、愛がある。
動きたい。
けど、おれにも守るべきものはある。
それが悔しい。
おれの時間が3倍あればいいのに。
おれの身体が3つあればいいのに。
いまの仕事なんか片手間で終わらせて、
地球のためにできることをしたいと思う。
それがカッコいいとか、すごいとかじゃない。
おれはグレタさんに共感する。
彼女の目に宿るたしかな意思に共鳴する。
おれは一人の人間であり、
高橋家の次男であり、
大阪人であり、
日本人であり、
地球人だ。
できる範囲で動くスタンスは変わらないものの、いざ動かないといけないタイミングに、
すべてを使えるように、あらゆることを整えていきたいと思う。
31歳の秋。
グレタさんを心から尊敬します。
彼女の下の世代が、こんな表舞台に出てこなくていいような社会を、
おれたちオトナがつくらないといけない。
ほんとに日本は平和ボケしすぎてる。
永世中立国のスイスくらい、
原爆を唯一落とされた日本には、世界に影響を与える力を持つ民族なはずなのに。
古事記を奪われ、魂の抜けた民族。
啓蒙するしかない。
それをできる範囲で。
ふぅ。
ほんまに思うのは、
身体が3つあればいいのに。
一時的な感情ではなく、
おれのなかにこういう想いはいつも渦巻いている。
ふぅ。
大きなうねりを生み出すために、
大きな影響力を持つ。
権力なんかに興味はないけど、
資本主義の奴隷どもに任せてたら全てが滅びる。
人間はいま絶滅の入口にいる。
おれのできることはなんだろう。
でも生きる道は間違ってない。
あとはスピードの問題。
グレタさんに感謝します。
彼女には学校に通ってほしいけど、彼女の存在はいまの地球に必要不可欠。
しんどい役目をさせてごめんねぇ。
あなたの言葉は地球の裏側で生きるぼくに確かに届いてます。
地球という小さな島国かもしれない。
されど、この国がどう温暖化に対して舵を切るのかは世界の動きを変える。
おれもがんばります。
いつかお会いできるといいなぁ。
あと、小泉さんはそのうち総理大臣なるやろうけど、
クソ頼りなかったなぁ。
結局、挫折を経験したことのないエリートの言葉は響かんなぁ。
でもそれでも、がんばってほしい。
おれからみるとクソ頼りない彼に国を託すしかないのは心許ないけど、
日本の象徴としてはたしかに爽やかでいいよね。
恋愛、婚活、人間関係、
そんなジャンルからおれも国に入りたい。
地球に興味を持つためには、
まず自分の家族や友達に興味を持出るようになること。
ひとつはすべて、すべてはひとつ。
物事の本質はすべて同じだ。
ほんとうに賢い人は、大切なものがなくなる前から、それを大切にできる。
グレタさんはほんとうに賢い人なのだ。
ふぁ!