小さな星がほらひとつ

鶴太郎さんの個展の話

鶴太郎さんが大阪に来た。

 

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ヨギーニとしての一面ばかりが取り上げられる師匠だが、本職は芸術家だ。

 

トークショーもあり、ひとめ観れた。

お元気そうでなによりやった。

 

 

 

 

 

 

 

 

鶴太郎さんが絵を描き始めたのは今から25年前。

 

当時39歳の鶴太郎さんは、これからの人生後半戦をどうやって生きようかと悩んでた。

 

そんなとき、ふと背後に気配を感じで振り返ってみると、

 

一輪のつばきがなんの計らいもなく咲いてて感動する。

 

「画家ってのはもしかして、こういう感動を絵にするんじゃないか?」

 

と思い、絵を書き始める。

 

最初は当然下手くそ。

だからとにかく描き続けた。

来る日も来る日も絵を描いてるうちに、

 

目に見えない、心が感じる色が見えるようになる。

 

だから鶴太郎さんの絵は模写ではない。

描写が「うまい」わけでなく、「感性が豊か」だと思う。

 

対象をありのまま、感じた色を表現する。

 

カラフルで、無駄がなくシンプルで、それでいて優しい。

 

おれはまだまだハッキリしたラインが好きや。

師匠に比べるとまだまだ若いなぁとも思うけど、いまはそう感じるのを大切にしたいし、

比べるもんでもないんやろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく、それから25年の月日が経ち、鶴太郎さんの絵は「芸能人」という肩書きがなくても、人の心になにかを感じさせる域に達してる、と思う。

 

 

 

 

 

 

 

なにがすごいってこれがすごい。

わからんやろなぁ。

理解ができひんのやろなぁ。

このすごさが。

 

39歳にもなってやで?

まったく未経験のジャンルを開拓してやで?

25年もやり続けて、それまでの肩書きとか置いといて、一流の域に達するチカラ。

 

全くふつうじゃない

わかるかな。

 

これは彼が芸能人やから、とかそんな話ちゃうんやわ。

 

普通の人間は、というかほぼ全ての人間は、それまでに「時間」や「労力」や「お金」をかけてきたものに執着する。

過去にしがみつく。

 

でも鶴太郎さんにはそれがない。

 

「魂が歓喜するかどうか」

 

を心の判断基準に、

人生の焦点はつねに未来へ。

そして今日という日を、

大切に大切に生きてる。

 

おれは嫉妬する。

なんて素晴らしい人生なんだ!と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰もが好きなことだけをやって生活したいと思ってる。

でもしないし、できない。

 

なんで?って、

自信がないんやろな。

自分の選択を正解にしていく自信が。

 

ふつうの人は自信がないことに対して「やらない」選択をする。

 

でも鶴太郎さんにとって、新しいことに自信がないのは当たり前。だから「圧倒的にやりまくって」自信を築いていく選択をする。

 

魂が歓喜する生き方を選ぶとはそういうことだよな。心が喜ぶことだからこそ「圧倒的にやりまくる」ことが苦でなく、楽しいんや。

 

どっちの生き方がエライとかはないと思う。

人生をどう生きようと自由や。

 

でもね、おれは鶴太郎さんみたいな生き方が大好きやし、おれも人生そう在りたいと心から願ってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

鶴太郎さんが30代後半で感じていたような葛藤を、おれも20代後半でぶつかって、もがき苦しんでた。30代をどう生きていこうかと。

 

鶴太郎さんは40歳から本格的に絵をスタートして、65歳の今は芸術家としても大成してはる。

 

おれは30歳から本格的に会社をスタートした。

師匠に比べればペーペーのド新人や。

でもおれにもきっとできるはず。

 

GOODLIFEを求める生き方は、きっとこの先も変わらないだろう。そういう歳を重ねても変わらないテーマをそもそも選んだのだから。

 

いまも幸せ。だからもっと幸せな人生を目指そうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

ブログをはじめて3年。

いよいよ最近、自分の書く内容がほとんど同じになってきたと感じる。

 

とくに「人生」や「幸せ」や「死生観」という人間の根本的な概念についても、自分の中でほとんど今の答えが出てる。

 

この先、少しは変化していくだろう。でもそれは10年とか20年とかかけてってイメージ。30歳にして自分の価値観にブレがなくなってきてるのは素晴らしい。

 

 

 

 

 

鶴太郎さん、元気やったなあ。

また元気な鶴太郎さんに会えるといいなぁ。

 

いつか二人でヨガでもしながら、

「あなたのおかげで人生がおもろくなりました。ありがとうございます。」

って伝えたいと思う。

 

おれがこうして鶴太郎さんにいろんな気づきをもらい続けてるように、おれの言葉が誰かのなにかになっていくことを願う。

 

そうやって世界は回っていくし、

そうやって世界を回していきたい。