小さな星がほらひとつ

なんでもない日の話

しんさんと久しぶりに飲んだ。

しんさんの結婚式がまだ今年の春のことだと聞いて、ビックリした。

 

『もう』ではなく『まだ』と捉えている自分の感覚に対して。

 

この感覚を持ってしてはじめて、

おれは今年、1日1日をほんとうに大切に生きれてたんだなぁと知る。

 

人生は、どこまでいっても1日1日の積み重ねでしかない。

 

起きる

おはよう

準備して

仕事行って

仕事集中して

お昼食べて

また仕事して

友達や仲間と話したりして

家に帰って

ご飯食べて

ランニングして

マンガ読んで

散歩したり

ブログ書いたり

寝る用意して

おやすみ

小説かマンガ読みながら寝る

 

そんな特別なことがないなんでもない日の、なんでもない一つ一つのことに、自分なりに価値を見いだせて幸せを感じれたと思う。

 

不思議な国のアリスのお茶会のおっさんが、

 

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誕生日以外の日は一年で364日ある。

だから、

『なんでもない日おめでとう!』

てゆーてアリスを困らせるんやけど、

このおっさん、ものすっごい本質的なことゆーてはるといつも思う。

 

誕生日とかクリスマスとか、

そんな「特別な日」しか愛せない人は、

なんでもない日常を愛してない。

そういう人は身近にある幸せにさえ

気づくこともできていない。

 

いつだって特別を求めて過ごしてるから、

定期的に旅行に行っては現実逃避をしてる。

日常が霞んでみえるんだろうな。

 

そういう人たちの時間感覚は

圧倒的に早いんだ。

 

口癖のように『まだ』ではなく『もう』と言う。

『もう』年末?『もう』31歳?

挙句の果てには『気づいたらこの歳になってた』なんてことを平気で言ったりする。

 

おーこわっ

ホラーでしかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰かが言う。

大人になればなるほど時間は短くなるんだよ。

そりゃぁね、現実問題、大人になればいろいろあるよ。

 

家族のこと

仕事のこと

お金のこと

人生のこと

 

大変なことだらけだし、予測を越えた辛いことだって起こりまくる。

 

それはきっとなにも考えなくてよかった子供の頃に比べると、

 

考えないといけないこととか、やらないといけないことは莫大に増えるよね。

 

でも、考えることややることが増えることと、人生の時間の長さが短く感じるのはまた別の話。

 

おれはしんさんの今年の春の結婚式を『まだ』と捉えてる自分の生き方が誇らしく思う。

 

だれがなんと言おうとも、おれはやっぱり幸せな人生だなぁ。

 

相変わらずお金だけが足りてないけど、世の中にはお金はいっぱい持ってるけど、心が満たされない不幸な人だらけなのを知ってるから。

 

絶対お金は後からついてくると信じて、20代は自分の経験とスキルに、時間とお金を全投資してきた。

 

それがようやっと形になりそうな来年がいまから楽しみでしょうがない。

 

 

 

 

 

 

 

なんでもない日おめでとう。

なんでもない日おめでとう。

 

今日も一日なんでもない日がはじまろうとしてる。

今日はどんなことがあって、なにを感じるだろう。

 

また夜寝るときに、今日はいい日だった、

愛しい一日だったと思える日になればいいな。

 

来年も、なんでもない日を楽しんで、

特別な日はもっと楽しめる自分で在りたいと思う。

これまでのすべての出会いと出来事に感謝して。