小さな星がほらひとつ

命の話

命を、生を、死を、

特別なものと扱わないことが

出来てはじめてほんとうの意味で

命の価値がわかる気がする。

 

生きる

死ぬ

殺す

 

犬の死から長らく

命には価値がないと

頭で答えを出して考えてきた。

 

でもその答えに

どこか違和感もあって。

 

そうじゃない部分も

少なからず自分の中にあって。

 

井上雄彦の言葉に触れて

その違和感がぐっと輪郭を

帯びてきたように思う。

 

まだ答えは出ないだろう。

焦る必要もないし

無理に答えを出す

必要もない。

 

けどもずっとそこに

向き合い続けてる。

 

命とは何で。

命の価値とは何か。

 

そもそも命に価値がない

とか言いながらも

会社として事業として

誰かの(命の)助けになりたいと

心から願ってい自分がいる。

 

まったく矛盾だらけの

自分の中の自分たち。

 

自分と向き合う時間を取りたい。

心と深く向き合うために

まずは体と向き合う。

 

心はいつも奥にいる。

心と対話するためには

体との対話が先にあるから。

 

命とはなにか

生きる死ぬ。

 

井上雄彦とおれの

命の捉え方の方向性は

近い方なんだろう。

 

バガボンドを読めば

それくらいわかる。

 

「命」

やはり価値はない。

高くも低くもない。

ただそこにあるもの。

やっぱりそうだ。

 

でも人生が、違う。

ストーリーがある。

価値が生まれるのは

時間や労力の長さと

そしてストーリーだ。

 

人間がおもしろい。

やっぱりそのものが

人生の一大娯楽だ。

ただ人間は重いし

めんどくさい。

 

そーゆー性質を含めて

人間が好きだとは思う。

 

井上雄彦の思想に触れたい。

井上雄彦に恋してる。

 

恋ってこーゆー気持ちよな。

その人自身はもちろん、

その人の見てる世界を

そのまま見たいと願うし

 

その人の見てる世界も

すべて愛しいと思える。

 

おれは井上雄彦に恋してるのかぁ

ほんま好きやなぁ、この人。

いつか会いたいなぁ。

 

もしほんとに

いつか会える日が来た時に

恥ずかしくない自分でいよう。

 

忙しい中で時間をもらって

「すみません」じゃなくて、

 

今日この日に辿り着くため

「毎日積み上げてきました」

と心から言える自分でいよう。

 

等身大で。

嘘偽りなく。

 

素直で

正直で

まっすくで。

 

人を、

世界を、

ありのまま

愛せる自分で。

 

図らずも

お互い坊主なのが

地味に嬉しいなあ。