小さな星がほらひとつ

予兆の話

走ろうと決めて、

必死に走って

段差で足挫いて

『最悪やー』

と思って

道端に座り込んだら、

 

左膝に

よくわからん虫が止まってて

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『なんでやねん』

て独り言いいながら

ふと笑ってしまった。

 

いつから

左膝に止まってたのか

知らんけども

おれが段差で

足挫いてなかったら

気づかんかったことやし

 

ふとした

笑いを届けてくれて

頭が和らいだことに

ありがとうと感じ、

 

いつもならデコピンで

ピンってするところやけども

今日は指に乗せてあげて

誰かに踏まれないように

道の端の

草の上に置いてあげる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

予兆だと思う。

大きなことが3つ起きた。

 

①勢いよく足を挫いたこと

②左膝に虫が止まってたこと

③虫に感謝したこと

 

なんの予兆かを考える。

 

足を挫いたことは、

それ単体で見ると

なにか悪いことのような気がするけど、

よくよく考えてみると

やる気を振り絞って

走りだしたからこそ

起きたことだ。

 

そう考えると

いま新しいことに挑戦してる中で

きっとちかいうちに

足を挫くような

辛いことが起こるんだらうな。

 

そうなったらそうなったで

きっと思いがけない人や

きっと思いがけないことが

ふと心を癒してくれるのかもしれない。

 

これたぶん

きっとそういう類の話だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

おれはだから、

もう一歩先を読まなければならない。

 

そもそも、

足を挫かないように

注意して走っていればよかった。

 

足元の悪い道を

選んでいなければ

そもそも挫いてなかった。

 

そっちだな。

気づくべきは。

 

『やろうと思って

 やらないとなと思って

 やってないことが

 いくつかある。』

 

それだわ。

それを全部やる。

 

心の中にある

大きな

小さな

わだかまりを

ぜんぶクリアにする。

 

謝らないといけないこともある。

いっつも誰かに

なにかを謝り続けてる気がするけど

それもこれも

ぜんぶ自分でまいた種だ。

 

感謝しよう。

足を挫いたことにさえ。