小さな星がほらひとつ

33歳になった心境の話

感覚的な話。

人間は

『頭』

『心』

『体』

の3つで成り立っている。

 

この中で一番強いのは

『頭』だ。

 

『頭』が

いちばん権力もってて

実際に力も強くて正しい。

 

『心』が

もう無理だよ

て言ってても

『頭』はその声を無視して

強制的に行動させることができる。

 

『体』が

もう限界だよ

て言ってても

『頭』は正しさを主張して

強制的に行動させることができる。

 

『心』と『体』は

いつも弱い立場にいて

自分の声を聴いてくれないことに

悲しみ嘆いてる。

 

そして、

そんなことを

繰り返しているうちに

いつしか『心』と『体』は

声をあげるのをやめる。

 

だって、

言っても聴いてもらえないし、

どうせ『頭』の言うことばっかり聞いて

自分たちの意見は無視されるから。

 

否定されて

悲しくて嫌な思いをするくらいなら

いっそ声なんてあげない方がいい。

 

『心』と『体』は

そう考えている。

 

でも

『心』と『体』の

声を聴かないうちは

人間、ほんとうの意味で

満たされることは決してない。

 

なぜか。

それは幸せというものは

自分の中にしかないからだ。

 

だから自分の

『心』と『体』の声を聴くことは

毎日GOODLIFEを生きるために

必須なんだ。ほんとに。

 

だから、

気をつけないといけない。

 

毎日努めて

『心』と『体』の声を聴く。

それがほんとに大事。

 

そして併せて

『頭』を邪険に扱わないことも大事。

 

人間を構成するこの3つは

いつも平等なんだ。

 

どれかを優遇するものではない。

どれも同じく大事なんだ。

 

平等に扱うからこそ、

はじめて

『頭』で考えてること

『心』で感じていること

『体』で感じていること

の3つが一致する。

 

常にこの3つを

一致させる努力をすること。

それがいい人生を生きる

コツなんだと思う。

 

それを32歳は学んだなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おれはいま

『頭』だけが前に向こうとしてる。

それはそれでいいこと。

それすらもできなかったんだから。

 

でも極めて努めないといけない。

『心』と『体』の声に

毎日毎時間、

耳を傾けてないといけない。

 

そして、

その二つがともに限界なら

先に向き合うべきは『体』だ。

 

なぜなら

『体』のほうが

圧倒的にコントロールしやすいし

『心』と『体』は

深く深く繋がっているからだ。

 

だから

『体』を整えると

自然に『心』も整ってくるし

『体』の声を聴けるようになると

自然に『心』の声も聴けるようになる。

 

だから優先すべきは『体』。

 

今日で33歳になったけど

体も心もボロボロだ。

最善尽くした結果やから

しゃーないことではある。

 

だから焦らない。

また1から積み上げていく。

 

オリンピックに勇気もらってる。

オリンピックは

地味な練習を

孤独に耐えながら

毎日必死に

積み上げ続けた人たちだけの

努力の祭典だと思う。

 

そういう意味では

やっぱり、

池江璃花子は

わかりやすくすごいんだよ。

 

人間は

自分の中で

当たり前になってるものを

突然失うことが一番辛いんだ。

 

彼女は

長年積み上げてきた

アスリートとしての『体』が

白血病によって一度0になった。

 

病気を申告されたときも

きっと辛かったと思うけど、

おれはそれよりも

自分が培ってきたものが

一日一日失われていくことのほうが

振り返ると辛かったんじゃないかと思う。

 

ほんとうに悔しくて悔しくて

悲しかっただろうと想像する。

 

でも彼女は

手放さなかった。

1からまた毎日積み上げて

五輪の舞台まで来たんだ。

 

それが

どれほどすごいことなのか

想像できるだろうか?

 

積み上げたものを

また0からやりなおすときの

その大きな勇気がわかるだろうか。

 

ほんとうにすごいことで、

ほんとうにすごい人だ。

 

だから

勇気をもらった。

 

おれも

積み上げてきたもの

信じられなくなった。

積み上げてきたものを0にした。

それしか選択肢がなかったから。

 

前は当たり前にできてたことが

いまはまだ全部できない。

 

誰といても何をしても

心から満たされることは

決してない。

 

でも

だからこそ前を向く。

1からはじめるんだよ。

何度でも前を向く。

何度でも勇気を出す。

 

また自分のことを

好きになりたいと思う。

 

自分の判断が最善だと

思えるようになりたいと願う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかくね

『頭』が考えていることは

いまの『心』と『体』からすると

ほんとに先走りすぎてて

そのギャップに苦しいんやけど。

 

おれはそれでも

『頭』に対して、

先行きすぎや、とは言わない。

 

ただし待ってくれ。

『頭』はそこで待ってろ。

 

絶対に

『心』と『体』をそこに持っていく。

 

確実に、時間がかかる。

どれくらいかわからんけど、

最短で見積もっても

3ヶ月くらいはかかると思う。

 

でもがんばるから。

できるかできひんかはわからん。

いつになるかはわからん。

 

でも、

やると決める。

 

おれは、

決めたことは

やり遂げる人間やから。

それだけは

自分のブレない信念だ。

やると決めたら、やる。

 

今が8月1日。

3ヶ月後だと、

10月31日だ。

 

待ってろ。

絶対に追いつく。

 

20歳の池江璃花子にできて

33歳のおれにできない理由はない。

 

人間は本来、

歳を重ねるごとに

出来ることが増えていくべきなんだよ。

もちろん『体』にはピークがあるけど、

『頭』と『心』は成長していくはずなんだ。

 

だからきっと大丈夫だぁ

 

まだ今じゃない。

我慢して積み上げていこう。

やるべきことをやってたら

そのうちタイミングがくる。

 

そのタイミングがきたときに

一気にギアを上げられるように

この3ヶ月は

『体』を整えることを

最優先にする。

 

間違えるな。

その優先順位を絶対に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

くぁーーーーっ

しんどい。

ほんまにしんどい毎日。

 

でも顔を上げる。

しんどいときこそ。

空を見上げて、

青空を、夕陽を、月を見る。

 

ずっと瀬戸際にいる。

心が壊れるぎりぎりの。

 

でも大丈夫。

瀬戸際だということを

自覚できてるから。

 

やれ

やれ

やれ

やれ

できる

できる

できる

できる

 

必ず乗り越える。

絶対に乗り越える。

逃げない。

弱い自分を真正面から受け入れて

おれはもっと強い人間になりたい。

 

いや、

強い人間に、なる。

もっともっと、

強く優しい人間に。

 

つくづく

おれは弱い人間だと思う。

 

でもだからこそ

まだまだ強くなれる。

今日1日を最善で生きる。

 

ほんとにそれだけ。

できるよ。

できる。

 

今この瞬間がスタートラインだ。

33歳、全力で楽しもう。