鳥山明先生が亡くなり、
尾田栄一郎がコメントを出した。
記憶のために残しておく。
あまりに早すぎます。
空いた穴があまりに大きすぎます。
もう二度と会えないと思うと、悲しみが押し寄せてきます。
子供の頃から憧れすぎていて初めて名前呼んで貰えた日の事も覚えています。我々に「友達」という言葉を使ってくれた日の帰り道 岸本さんと盛大にはしゃいだ日も懐かしいです。最後に交わした会話も覚えています。
漫画なんて読むとバカになるという時代からバトンを受け取り、大人も子供も漫画を読んで楽しむという時代を作った一人でもあり漫画ってこんな事もできるんだ、世界に行けるんだ、という夢を見せてくれました。突き進むヒーローを見ているようでした。
漫画家に限らずあらゆる業界で活躍するクリエイター達の少年時代に ドラゴンボール連載当時の興奮と感動が根付いているでしょう。その存在は、大樹です。同じ舞台に立った僕ら世代の漫画家にとって鳥山作品は近づく程により大きな存在と気づかされました。怖いくらいに。
でもまた、飄々としたご本人に会えるとただ嬉しい。僕らは血液レベルで鳥山先生が大好きだから。鳥山先生の残された創造性豊かな世界に敬意と感謝を込めて、心よりご冥福をお祈りいたします。天国が先生の想い描いた通りの愉快な世界でありますように。
愛と尊敬に溢れる言葉。
尾田先生の言う通りだと思う。
おれらの世代でドラゴンボールを
通ってない男子はいなかった。
それはクリエイターのみならず。
鳥山先生、すごい。
尾田先生もすごい。
ふたりとも流行り物ではなく
時代に残るマンガを描いた。
おれは鳥山先生の筋ではないと
勝手に思ってるけど、
ドラゴンボールを通して
無意識レベルで培った想像力が
必ず自分の中にいま根付いてる。
それはワンピースも変わらんが。
いずれにせよ大きな大きな影響を
作品を通して与えてくれたことに
心からの感謝を込めて。
おれはおれで
小さなバトンを受け取り
次世代に繋げたいと願う。
本物のクリエイターは
そういう感覚を確かに持ち
世界を回していくものだと思うから。
表現の形はそれぞれでいい。
受け取るものもそれぞれでいい。
そう感じる人間だけが
別に誰にそれを伝えるでもなく
バトンを繋いでいけばいい。