小さな星がほらひとつ

バカげた話

会社が

おれの中で

人格を持ち始めてる。

 

自分の

『こうしたい』

という言葉の中に、

 

会社の

『こうしてほしい』

という言葉が、

 

すこーーしずつ

混ざってきてる。

 

バカげた話だと

笑われるかもしれないし

 

まだそれを

大っぴらに言えるほど

輪郭を帯びてるわけでもない。

 

すべてはおれ自身の

捉え方の話でしかないし

そもそも命があるわけでもない。

 

でもたしかに

そんな気がしてる。

 

採用のスライドは

会社との対話の連続。

 

どんな人に来てほしい。

どんな人に入ってほしい。

どんな人に来て欲しくない。

どんな人なら相応しい。

 

動機づけしないといけないけど

同時に見極めないといけなくて。

厳しすぎてもダメで

ゆるすぎてもダメ。

 

おれと会社と、

空想の求職者と

長く対話する。

 

しんどい。

詰めて考えることも

スライドに落とすことも。

 

でも

人生で大切なことは

だいたいしんどいもんや。

 

しんどい

から逃げてるようじゃ

何者にもなれないし

どこにも行けない。

 

ほんまに

体や心がしんどいのは

休まなあかんけど、

 

めんどくさいとか

やるのが億劫とか

量が多いだとか、

そういう内容の理由は

逃げでしかない。

 

逃げない。

量から。

 

逃げない。

質から。

 

いこう。

進めよう。

今日も一歩でもいいから

前に、前に。