小さな星がほらひとつ

棘のある自分の話

おれは棘のある人間だと思う。

決して誰からも好かれる人ではない。

 

それはおれが

棘がある人だから

ではなく

受け入れすぎるからだと思う。

 

『それもいいね』

 

と、どんなひとの

どんな価値観でさえ

まずは受け入れて認める。

 

そのスタンスと

その言葉は

 

ともすれば

何か正解を持つ人にとって

むちゃくちゃムカつくことらしい。

 

正解を握りしめてる人には

その正解に同調することだけが

唯一の正解みたいだ。

 

『それもいいですね』

ではなく

『ほんとそうですよね』

が正解みたいだ。

 

ほんと

クソくらえだな。

 

自分の正しさに合わないときは

すぐにヘイトを向ける。

 

自分で作った

価値観の籠の中でしか

生きれない弱い人たち。

 

弱い人間の

弱い言葉なんて

おれには入らない。

 

強くて弱くて

緩くて締まってて

優しくて厳して

明るくて暗くて

大きくて小さくて。

 

そういう人間に

おれはなりたい。