小さな星がほらひとつ

違うところで勝負する話

『違うところで勝負する』

 

という言葉が

この数日しっくり来てる。

 

たぶん、

うちぐらいの規模の

経営者が考えてることは

目先の売上や利益や。

 

そーゆーことに

ほんとうに興味がない。

 

必要やから

もちろん大切ではある。

だから勉強するし

戦略も立てる。

 

でも反面どうでもよくて

それ自体が目的にはならない。

決して。

 

おれが思う

『すごい人たち』

はみんな同じなんだ。

 

大谷翔平は『野球』

手塚治虫は『漫画』

片岡鶴太郎は『絵』

宮崎駿は『アニメーション』

 

それぞれジャンルは違う。

でも生き方や在り方、

好きなことにへの向き合い方、

そして熱量の高さは同じだ。

 

それぞれがそれぞれに

『理想』を追求してる。

 

なぜ大谷翔平だけが

注目されるのかというと

 

野球という日本の

国民的スポーツだし、

自分の体を通した

直接表現だからだ。

 

他の3人は

クリエイティブを通して

理想を表現してる。

 

片岡鶴太郎は一人で。

手塚治虫はチームで。

宮崎駿は組織で。

 

それぞれ表現してる。

鶴太郎さんは言った。

 

『自分の心の中にある音色は

 自分が表現しなければ

 世に出ることはない。』

 

ほんとにそう思う。

おれは世の中的にはきっと

『経営者』に分類されるし

事実そうなんやけども、

 

おれ自身は

『表現者』のつもりだし

『クリエイター』のつもりだ。

 

おれはおれの

『理想』を追求する。

 

だから目先の損得とか

ほんとにどうでもよくて。

 

もっともっと

表現の幅を広げたいし

もっともっと成長したいし

もっといろんな観点で

困ってる人の役に立ちたいと願う。

 

そういう

人間としての熱量が

『いいことしたい!』

みたいな純度から出てるから

 

そのへんの

小金儲けだけ考えてる

ファッション経営者に

負けるわけがない。

 

というか

勝ち負けすらもない。

 

違うところで勝負するというのは

同じ土俵にすら立ってないんだ。

 

大谷翔平も

2018、19、20年

と3年間、結果が出るまで

ケガと成績不振で苦しんだ。

 

誰にも評価されない

焦る気持ちが大きい

もどかしい時間の中で

大谷翔平はただただ

積み上げてきたものを信じてる。

 

その気持ち、よくわかる。

おれは彼なんかよりも

ぜんぜんすごくはないけど、

でもよくわかる。

 

それは

ブルージャイアントの大も同じ。

 

積み上げてる人間は

結果が伴わない時間であっても

『積み上げてきた日々』を

圧倒的な自信に変える。

 

積み上げてきた自信は

結果が出ることによって

はじめて確信に変わる。

 

おれはおれで

いろんな失敗してきて

でも反省して改善して

積み上げ続けてきた。

 

最近の企画は

ひとつも外してない。

 

自分の企画が

形になるのが想像できるし

自分の描いているものが

うまくいく確信がある。

 

まぁそれは言い過ぎた。

何事も100%というものはない。

 

でもそこじゃない。

自分の描いた未来に対して

『形になるまで何度もやり続ける』

という積み上げていくことへの

自信と確信なんや。

 

今日も積み上げる。

焦らず、でも最速で。