ワンピースの話

おれが小五のとき、ワンピースの連載が始まった。

近所に住むおじさんから毎週ジャンプをもらって読んでたおれはルフィの活躍に心を踊らせ、

 

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家庭科でこんなクッションカバーをつくったりしては、

 

『いつかおれもルフィみたいな海賊になりたい!』

 

と、比較的ガチで考えてた。

 

 

 

 

 

そんなおれは小学校の卒業アルバムのプロフィール欄の『宝物』を書くところに、

 

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と書いた。

 

友達はみんな『グローブ』だとか、『友達』だとか、『ゲーム』だとか書いてる中で、だ。

 

そして当然のように、『夢』書くところには、

 

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と書いた。

友達が『パン屋』とか『プロ野球選手』とか『花屋さん』とか書いてる中で、だ。

クレイジーだ。なかなかの。

 

まぁでも、このときはまだ自分の世界のすべてが学校の校区内なわけで、

 

都島という大阪の内陸に生まれ育ち、海を知らないおれは比較的ガチで書いてる。

 

 

 

 

そして迎えた卒業式当日、そんな卒アルをひっさげて家に帰ると、

 

『あんた一生残るもんに何書いてんのー!』

 

とワンピースのワの字も知らないオカンになぜか怒られて、夢が海賊っておかしいんやってことになんとなく気づく。

 

 

 

 

 

 

それから17年もの月日が流れ、おれは今年30歳になろうとしている。

 

ワンピースは17年経った今でも、毎週コンビニで最新話を立ち読みするほど大好きだ。

単行本は何周読み返しているかはもうわからん。

 

 

 

そんな調子で昨日の夜も作業の合間に読んでたんやけど、、、

 

 

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ちょうどいまの心境が、このときのルフィと同じ気持ちに立ってて一人で感動したって話で。

 

小六のときのおれは、海賊という『形』に憧れを抱いたけど、

 

29歳のおれは、ルフィという人間の『あり方』に憧れを抱いている。

 

そして昔みたいに『比較的』ではなく、『真剣に』ルフィみたいになりたいと思ってる。

 

 

 

 

おれは会社をつくるけど、

 

決して金儲けがしたいわけじゃない。

 

おれが29年間生きてきて、これからも一緒に生きていきたい友達がいっぱいいる。

 

おれはそんな友達と、死ぬまでの人生全てを楽しみながら生きたいねん。

 

そんな仲間が、

 

嬉しいときには一緒に喜び、

悲しいときには一緒に悲しみ、

困ったときには助け合い、

忘れたいことがある夜は、忘れるくらいまでヤケ酒に付き合って話聞いたりたいねん。

 

人生の楽しみや喜びを何倍にもして、

人生の苦しみや悲しみは半分にしたいねん。

 

それが、それだけがおれが会社をつくろうとしてる理由や。

 

だから会社は『こいつむっちゃええやつやーん!なやつ』だけで固める。


でもさ、『こいつむっちゃええやつやーん!なやつ』が、必ずしもスキル高いわけじゃないねんて。笑

 

だからおれはそんな友達や仲間みんなを、最低でも経済的に守れるだけの力を今つけるために、


一番学ばんといけんし、
一番考えないといけんし、
一番手を動かさんといけんし、

一番成長せないけん。

いまはウェブのことを。徹底的に。

 

 

 

書きながら自分でも思うけど、やっぱりそんなことをガチで考えてるおれは引き続き厨二病の社会不適合者やけど、

 

一度しかない人生。

日本という失敗しても死ぬわけじゃない国に生まれたこと自体が恵まれとる。

それに感謝して、今日もシャカリキやりまっせ。

 

やりたいことはこの2年で描いた。

あとは動いて形にするだけ。

 

おれが声かけてなくて、『おれ、わたし、むっちゃええやつやで!』て人、連絡ください。

 

今日もピースな1日にしよう!
メルシーボク!