かつて、恋に落としてくれた女性の舞台を観に行った。
感想は、ものすっごくいい意味で、全然心に響かんかったんやけど、でも確実に、誰かの魂を揺さぶってる。
そんな舞台やったと思う。
原案者の中村うさぎさんが伝えたい対象へのメッセージ、
舞台を構成したまいきーさんが伝えたい対象とメッセージ、
その二つが深いレベルで一致してるからいいんやと思う。
あとはもちろん、その目的を汲んで表現する出演者たち、
細かなところまで全てに意図があることを思わせる。
シンプルに素晴らしかった。
素晴らしかったとかゆーたら、なんか上から見たいやねんけど。笑
まぁよかったんや。
舞台を観て改めての確信したことは、
全ての人を満たすことは出来へんと事実。
誰でも共感できる、普遍的なものでは、結局誰の魂にも届かない。
自分が伝えたい対象は誰で、なぜその対象なのか。
また、なにをどのレベルで伝えたいのか。
そういうことを最初にちゃんと描かないと、
魂を揺さぶることなんて、むっちゃハードルの高いことは出来ひん。
かと言って描いてばかりやと頭でっかちになって行動が伴わない。
常にそのバランスで揺れる幸介である。
あとは、やはり彼女はステキな女性だと思った今日の心情である。
電車に乗って、目の前の席に、
70歳は超えているだろう、ばあちゃんが、
むちゃくちゃ着飾ってスマホいじってるんやけど、
そんな人生もまぁ、いいかと思う今である。
人の人生にとやかく言う権利は誰にもない。
同時に、自分の人生は100%、自分で責任を取るしかない。
魔女か姫か、どっちの人生がいいかというと、おれは両方やなぁ。
欲張りなんやなぁ。