小さな星がほらひとつ

恥じらいを感じた話

いやー恥ずかしい!!

久しぶりに、しかも半意識的に、相手の求めていること以上の情報を提供してしまった!!

これはなんて、

なんて、

なんて恥ずかしい行為なんやぁぁぁぁあああ!!!

こんな恥ずかしい行為を平気で出来る人の気が知れない。

恥ずかしいし、どこにこの感情をぶつけたらええのかがよくわからん!!
ただただ、時間を戻したい。









ああ

でもこれは、文章にしたから見えてきたんやけど、間違いなく滅多に出てこーへん自分やわ。
恥ずかしい自分、が。

恥ずかしい自分は、おれの中ではあんまり目立ちたいタイプちゃうから、基本的には奥におる。
意識の奥の、無意識で、ひっそりと生きとる。

きっとおれは人生のどこかで今日と同じ恥ずかしさを感じるキッカケがあって、そんときから、この恥ずかしい自分を無意識に追い込めたんやろな。

だって恥ずかしい自分は嫌いな自分やから。
恥ずかしい自分を、自分のアイデンティティーを守るために押し込めたんやろう。

まぁそうなった経緯は今はどうでもいいんやけど、なんにせよ、この恥ずかしい自分をおれはいつからか無意識に押し込めてきたわけで、言い換えるともうここ何年か会ったことない自分でもある。

そんな自分と久しぶりに会って、この自分は間違いなく自分の中におる自分なんやけど、もうそれはそれはものすごい久しぶりに会いすぎたから、恥ずかしいんや。その自分が。笑

地元以外の場所で、地元の友達に久しぶりに会った時の、あのなんかよそよそしいあの感覚に近いかもしれん。

ただそれが今、自分の中だけで起こってるわけで。
しかも両方一番よく知ってるおれやから、地元の友達どころじゃなく恥ずかしいんや。

「お前、なんで今出てくるかなぁ。マジで空気読めよなー。」

と、きっと前のおれなら、また恥ずかしい自分を無意識に押し込めたに違いない。
人からはほとんど見えない、意識の奥に。

でももう大丈夫よ。
そんな自分も自分やから。
幸介の中にはいろんな自分が共存してるのを教えてもらったし、いろんな自分はそれぞれ自分なんやと、気づかせてくれた。
だからもう大丈夫やねん。

まぁ話を戻して何が言いたいかというとやね、滅多に顔を出さん恥ずかしい自分に、久しぶりに合うキッカケをつくってくれたこの人はすごいという話やね。

当然、相手は意識的にそんなキッカケつくってるわけちゃうねんけど、それが無意識に与えた影響やからこそ、それはすごいんじゃないかな?
少なくともおれはすげーって思ってる。だって、死ぬほど恥ずかしいもん。笑

でもふと思うんやな。
自分が魅力を感じる人や、なんか惹かれる人ってのは、こうやって自分が無意識の内に意識の奥に追いやってる、普段会うことのない自分と出会わせてくれる人なんやないやろうか。

まぁでも、人を好きになるのに理由なんかいらんとは思うけども。



これを話したら、あの人はどんな答えを提示してくれるやろうか。
ああ、それが今は楽しみで仕方ない。
こんな取り留めもない自論をぶつけて、あーだこーだ言い合えることが楽しみで仕方ない。

あの人がこれからそんな存在になってくれる可能性を考えると、その存在はすでに自分の中で大きすぎて輝いてて貴重すぎるんやろうな。

だから今日は恥ずかしいことしてしまったわけで。

だってしゃーないやん!
27年間生きてきて、こんな人はおらんかったんやから。

どんな関係になるにしろ、一生付き合いたいと、勝手に心から思う幸介であり、こんなおれも受け入れてくれるだろうと、勝手に想像する幸介である。
今日はもう寝るのである。