小さな星がほらひとつ

ネトフリNORULESの話

ネトフリは組織文化を以下3つの観点に置いて、それぞれ三段階に分けてレベルアップしていった。
➀能力密度のレベルアップ
➁率直さのレベルアップ
➂コントロールから
以下、段階ごとの取り組みをまとめる。

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第一段階
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◆能力密度を高めるために/レベル1
・リーダーの最優先目標を、最高の同僚「だけ」で構成される職場環境を整えること。
・「最高の同僚」とは、重要な仕事を山ほどこなし、しかも類まれなクリエイティビティと情熱を持った人材である。
・ジャーク、怠け者、人当たりは良くても最高の成果は上げられない者、ネガティブなどがチームにいると、全員のパフォーマンスが低下する。
◆タスク
自社目線での「最高の同僚」を定義する。
同時に「入れてはいけない人材」を定義する。

◆率直さを高めるために/レベル1
・率直なフィードバックは仕事のパフォーマンスを新たな次元に高める。
・陰口がなくなり、社内の足の引っ張り合いや駆け引きが減る。
・相手に面と向かって言えることしか口にしない(裏で)という意味
・同僚と違う意見があるとき、あるいは誰かに役に立ちそうなフィードバックがあるときに口にしないことは、会社への背信行為とみなされる。
・フィードバックを頻繁にしあう
◇フィードバックをする側のルール


◇フィードバックをされる側のルール
➀あらゆるフィードバックに感謝を述べる。
➁その上で帰属のシグナルを送る。
※帰属のシグナルとは例えば、相手に物理的に近づいたり、相手の目を親しみを込めてみつめたりというちょっとした行動。あるいは、他者の前でそのフィードバックをくれたことを話す、など。帰属のシグナルを発することではじめて「仲間の一員」だという安心感を与えることができる。