小さな星がほらひとつ

ブルージャイアントの話

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熱海の商店街にある

うまくて安い居酒屋で飲んでる。

 

水商売の女性が

4人で酒を飲んでいて

言葉も話も口調も汚いくて

ずっとバカ話してる隣で、

 

おれはハイボール飲みながら

ブルージャイアント読んで

泣きそうになってる。

 

また感動してる。

何度も読んでるのに。

 

はじめてこの漫画に読んで

そのときに衝撃を受けて、

それがもう9年も前の話。

 

https://www.pololog.com/entry/2016/03/25/090407

 

はぁ。

この漫画に、

主人公の大に、

何度も勇気づけられてきた。

 

まわりに本気で挑戦してる人間、

人生かけて挑戦してる人間は

ひとりもいなくて。

 

それはまぁ孤独な日々やった。

うまくいくかどうかもわからない

自分しか信じれない毎日の中で

ただただ積み上げた毎日は、

この漫画なくしてはありえない。

 

ブルージャイアントという漫画に

大という主人公の在りかたに

大きく影響を受けて。

 

勝手にライバルだと思い込み、

「大ならどうするかな」と

考えて動いてきたと思う。

 

今日の自分があることに

一番感謝するとするなら

この漫画だろう。

 

それほどに

大きく影響を受けてきた。

 

バスケしてた背景も

そこには限界があるって感覚も

やるからには一番目指すのも

積み上げていくことも。

 

なにより好きなことに対する

シリアスすぎる向き合い方も

すべてがフィットしてた。

 

ジャズという音楽の性質上、

大は個人と向き合い続けてる。

 

組織を意識するフェーズに移行し

方向性が違うなーと感じ始めてから

しばらく読み返してなかったけど、

改めて読んで思うのは

 

おれは

この漫画が一番好きやなぁ

てことで。

 

たくさんの感動と

勇気をありがとう。

 

おれには心の師がいるけど

みんなクリエイターすぎるから。

自分のこと語らないんよなぁ。

 

絶対にうまくなんていってない

ものづくりなんて苦悩の連続で、

めんどくさくてしんどいことだらけで、

 

それをどう捉えて、

どう向き合ったのか

そこに勇気をもらいたいのに。

 

師匠たちは語らない。

だからかっこいいんやけど。

 

ブルージャイアントは違う。

当たり前やけど漫画やし、

大は、漫画の主人公や。

 

音楽に向き合う姿勢はもちろん

仲間との出会いとか別れとか、

全部描いてくれてるのが嬉しい。

 

なんなんやろな。

 

どういう立ち位置かといえば

ライバルみたいな感覚やろな。

自分にとって一番身近な。

 

ライバルやったんや。

先に進んでくれる。

 

ああ、そうか。

ライバルやったんや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

泣きそうになる。

この漫画が大好きで、

大が大好きで。

 

人生かけて勝負してて。

不器用でまっすぐで

かっこよくて。

 

がんばれーーー

がんばるわーー

って思う。

 

大好きやなぁ、この漫画。

すごいなぁ。

 

優劣つけるもんじゃないけど

たぶんTOP5くらい入ると思う。

日本でこの漫画が好きな人の中で。

 

それほど自分の中に

漫画に出てくる言葉や価値観が

根付いてることを感じる。

無意識レベルで。

 

まだいけるな。

まだおれはいける。

 

腰は痛いけど。

それはまた別の話で。

 

まだいける。

そう思わせてくれた。

 

旅に出てよかった。

 

体と真剣に向き合えてるし、

ブルージャイアント読み返して

感謝することができた。

 

シリアスに生きる生き方を

きっと周りの人は心配したり、

疑問に感じたりもするだろう。

 

でも何かを追い求めるというのは

そういうことなんや。

 

おれはスポーツ選手でもないし

音楽家でも、アニメイターでもない。

 

他人に評価されることなんか

きっとこの先もない。

 

でもそれらは

やらない理由にならないから。

 

すべては自分のためでいい。

会社も事業もエゴでいい。

 

やりたいことをやる。

その中にエッセンスとして

誰かに役立つことを。

 

ああ

好きやなぁ。

この漫画、好きや。

 

大好きな漫画があって

幸せやなぁ。

 

熱海は変わらず合わんけど

大がアメリカで新しい街に対して

自分から歩み寄ってる姿を見て

商店街でいい店に出会えた。

 

だれかが必死に挑戦する姿、

それ自体を発信できたらいいな

 

でもそれはアイドルとかではなく

おれみたいな普通の人間が

やるべきことなんだ。

 

アイドルのドキュメンタリー見ても

自分が挑戦してみようとは

思わへんやろ。

 

いつかやろう。それも。

いつか、きっと。

 

ジャズみたいに

生きたいなぁ。

 

まっすぐに。