小さな星がほらひとつ

カンパニーデックの話

ネトフリには

会社の文化を社内外に伝える

「カルチャーデック」というものがある。

 

GOODLIFEでもつくろうと

初期の企画を考えているわけやが

この資料、なんと125枚もある。

 

しかも

ほとんどのスライドが

絶対に誰も読みたがらない

単なる文字の羅列。

 

むう。

なぜなんだ。

 

世界トップの頭脳たちが

そこに懸念を持っていないわけがなく、

理由を考えてるけど見つからない。

なんでだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこと考えてると

山本太郎の街頭質疑の動画が

YouTubeのおすすめに出てきて

なにげなく観てみる。

 

まず

わけわからんオッサンに

意味わからんヤジ飛ばされながら

「普通の人」として接して

丁寧かつ上手く話を回す、

その場回しがすごすぎる。

 

この人はやっぱ

コミュ力おばけやなあ

とか思って観てたら

こんなこと言ってた。

 

『人の興味関心は人それぞれ。

 だから、いつ、誰から、

 どんな質問がくるかわからない。

 この街頭質疑はできる限り

 すべての疑問質問に答えたい。

 だからスライドは5000枚くらい

 どんな質問にも答えられるよう

 あらかじめ準備してある。』

 

みたいなことゆーてて

さすがに5000枚は盛りすぎや思たけど

ここで見つけたわ。

 

ネトフリが

カルチャーデックを

125枚ものスライドにした理由が。

 

ネトフリの社内には

いろんな人がいるわけで。

 

人種

性別

役職

職業

哲学

思想

宗教

とかとか、な。

 

そうなってくると当然、

あらゆる前提がズレてくる。

 

そういう多種多様な全員が

できるだけ『同じ世界』を見れる

仕組みをつくらないといけない。

 

つまりそういうことだ。

 

だからこの資料は頭のいい

経営陣だけに向けられてない。

 

極端な話で言えば

オフィスをきれいにしてくれる

掃除のおばちゃんであっても

伝える努力はしたい。

 

そういう意思だと思うし

いつ、だれが、どんな角度で

会社に対して質問してきても

誠意をもって答えたい。

 

そう思ってるんだろう。

きっと。たぶん。

 

 

 

 

 

 

位置づけは整理できた。

だからうちもつくる。

 

すべてに答えられる

カルチャーデックを。

いや、会社の文化だけでなく

会社のすべてをまとめてある

『カンパニーデック』を。

 

つくるからには本気で。

よいよい。