小さな星がほらひとつ

守る話

一生守る

 

という言葉に違和感を感じて考えている。

 

おれが最初に思ったのは、

 

「何から」

 

ということ。

 

守るって言葉の主語になるのは、

 

約束を、とか

敵から、とか

未知なる脅威から、とか

 

そんなことしか思いつかない。

 

けど、一生守る、って言葉が持つ言葉のニュアンスはそのどれとも違うと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

女性はよく便利語を使う。

 

「かわいい」

とか

「おだやか」

とか

あと

「すみません」

もその代表例だ。

 

一生守る、という言葉は

 

きっとそういう便利語なんだろう。

 

便利語の定義は人によってぜんぜん違うから直接聞いてみないとわからんのやけど、

 

一般的には、

 

社会から守る、だとか

他の男から守る、だとか

 

ほかはなんやろ、

 

お金の心配させへんとかも含まれるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

たぶん他の人はいちいちこんなこと引っかからんくて、

 

便利語として守るって使うんやろうけど、

 

おれからするとすごくすごく

 

尖った言葉。

 

防衛とかで使うようなイメージやったから。

 

もしかしたらいっぱい敵がおるんかもしれん。

 

だとしたらなにか格闘技でもはじめんといけんな。

 

 

 

 

 

 

 

おれは日常的にいろんなことを愛してる。

 

家族を、友達を、仲間を、自然を、愛しい時間を、

 

だから一生愛してと言われると、一生愛そうって思うけど、

 

おれはいままで何か形のあるものを守ったことがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

すっと、返事ができなくてごめんって思うけど、

 

おれの言葉はよくわかってないことを約束できるほど軽くはない。

 

ふだんはてきとーにしゃべってるけど、

 

考えないといけないことはハッキリしてるし、

 

そーゆーときは脳味噌ん中を三周くらいさせてから言葉を発する

 

 

 

 

 

 

 

 

価値観は思考になり、

思考は言葉となり、

言葉は現実になる。

 

まだまだこれからだなぁと思う