小さな星がほらひとつ

続・信念の話

前に信念の話を書いた。
経営判断の話だ。

https://www.pololog.com/entry/2016/07/31/143932


おれの古巣、リクルートのゼクシィが運営する結婚相談所トップの記事。

http://president.jp/articles/-/20821?page=2

 

 

「婚活は20名に会えば100%うまくいく」
とのこと。

 

ふざけんなよ。

と心底思う。

 

恋愛経験のない人は特に20人に会ってもうまくいかん人のが多いし、答えのない恋愛に100%なんかそもそもあり得へん。

影響力を有する企業の、現場を管轄するトップが、公式文書としてこんな嘘を発表してはならない。

 

経営者としての判断基準が大きくズレてる。ほんとに愛のない判断。大嫌いだ。

 

経営の最優先を利益や利潤の追求に置くから、こんな記事を平気で世に出せるのだろう。ちょうど関東圏の駅内に広告を出してるタイミング。

 

それに合わせたマーケティング施策なのはもちろんわかる。

 

でも企業活動において、こんな嘘は決して世に出してはならない。義理筋人情を欠いては経営者として終わりやろ。

 

おれは憤る。かっこわるいことすんな。おれはこんな意思決定は絶対にせん。

 

経営者の一番の仕事は意思決定や。

なにも決まっていない未来に対して、舵を切っていかなあかん。

 

だから経営者の判断基準が、その企業の器を全て決める。

 

だからおれは経営者としての判断基準を高めるために、インプットを止めない。

 

過去を知らなければ、未来がどうなるするのか予測がつかんし、

 

現場に身を置かなければ、本当にユーザー目線に立ったいいサービスの形は見えないし、

 

専門知識と技術を身につけなければ、その仕事にかかる労力や時間がわからなくて、仲間に無理をさせてしまうかもしれん。

 

ビジョン

ミッション

バリュー

採用基準

人事考課

 

そういう会社の軸となるもの、そしてサービスに至るまですべてのことに一貫性を通す。

 

おれはとにかくがんばるよ。

一緒に働く仲間が、おれの意思決定や判断基準に一切の不安を感じないように。

そして心から安心して仕事に臨めるように。


やるからには信念を持つ。不格好な会社にするくらいならやらないほうがマシだ。