小さな星がほらひとつ

結婚という奇跡の話

結婚するって奇跡だわ。

 
だってね、私もう27だけど、27歳にもなったら、そもそも人を好きになりづらくなるわよ。
 
それはきっと生きてきた過程の中で、自分の中にいろんな物差しが出来るからだと思うけど。
 
だからね、人を好きになること自体が少ないわけよ。
そんな中でたーまたま好きになった人が、たーまたま自分を好きになってくれる確率ってのは、限りなく低いと思うわけ。
 
だってお互いに好きになりづらいんだもの。
私の感覚でいうと、オーバー26の男女よ、人を好きになりづらくなってくるのは。
 
アンダー26の子たちは、なんやかんや勢いで好きになれる。
現に私はなれてたわね。
ちょっときれいな人がいると、すぐに「好き」の部類に入れてたわ。
若い頃は何人も好きだったころもあるし。
何人好きになっても許されるくらいモテたときもあったのよ、昔は。
 
でもね、そんな私でもオーバー26くらいからはもう、なかなか人を好きになれないの。
残念だけど。
 
きっとこの先、28、29、30と、歳をとるごとにきっと人を好きになる回数は減ると思うわ。
だって物差しができるのは自分の意思と関係ないから。
 
でも私は嫌よ。
私は恋をするわ。
いくつになっても。
 
職場も地元も興味がない私は、新規開拓するしかないの。
だから臆したら負けよ。
少しでも好きになれそうな人を見つけたら、即アタックしなさい。
 
そうじゃないときっと幸せなんて掴めないわ。
 
でもいいこと?
私の物差しはこの先、確かに人を好きになる回数を減らすかもしれないけど、逆に運命の人に出会える精度は高まってるはずよ。
 
自分の物差しを信じなさい。
そして、物差しが敏感に反応した瞬間を決して逃さないこと。
その一瞬に勇気を振り絞るのよ。
 
逃げずにがんばりなさい。
わたし。
 
結婚という奇跡を起こすために。