小さな星がほらひとつ

セミたちの生き様の話

朝、

公園の中の道を

自転車で通ったら、

 

これでもか!

 

ってゆーくらい

大っきい声でセミが鳴いてた。

 

地面の中で6年くらい過ごして

やっとオトナになったのに

たった一ヶ月ほどで死ぬ。

 

そんな遺伝子レベルで

決められた命の定めを

まるで知ってるかのような、

 

そんな大っきな声だった。

 

特に今年は梅雨がなかなか明けなくて

なんで僕らの代は

こんな梅雨続くんすかぁ、、

もうなんだかんだで2週間しかないっすよぉぉ、、、

 

みたいに、

思うように鳴くことができなかった分

遅れを取り戻そうとするかのように

大きく大きく

みんなで協力しよう!

おっきく鳴こう!

時間短いけど、その分、

ぼくらわたしたちの代の絆は深いよ!

 

・・・みたいに公園中のセミが

連携とってたのかもしれない。

それくらい大きな声や。

 

 

 

 

 

 

 

6年の地中生活が

どんな暮らしかはわからんけど

きっと孤独で寂しかったんちゃうかな。

 

だからオトナの一ヶ月は

その6年に比べると

さぞかし楽しいのだろうよ。

違いますか?セミさん。

 

てゆーか、

ふと思ったけど、どんな仕組みで毎年土の中にいるの?彼らは。

いつも謎なシステム。

 

でも、あえて調べない。

セミの神秘ってことにしておこう。

 

知らないでいたほうが楽しめることも

人生にはたくさんあると思うから。

 

 

 

 

 

 

 

三浦春馬が自殺して

話題になってるけど、

勝手に死んでくれ。

ほんまに。

 

芸能人がストレスだとか

役作りが大変だったとか

どうてもいいから消えてくれ。

 

セミのように

生まれた瞬間から

オトナになって一ヶ月しか

生きれない命の定めを

梅雨で削られた限られた時間を

必死に輝かせようと

生きる命もあれば、

 

彼のように

100年も生きれる命を

自らの選択で

終わらせる命もある。

 

せっかく人間として

五体満足でイケメンに生まれ、

自分の好きなように生きれるのに

自殺するなんて。

 

セミからしたら

「おれたちに命くれよ」って話やろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セミの命と

三浦春馬の命。

 

命の価値は同じ。

 

特におれは、

彼のことを何一つ知らない。

「三浦春馬」という名前が、

芸名なのか、本名なのかさえ。

 

逆になぜ多くの人は

彼の死をあそこまで嘆けるのだろう。

彼の、なにを知ってると言うのだろう。

 

何も知らない人の命に泣けるのは

盲目な狂気でしかないと思う。

おーこわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな豊かな国に生まれ、

こんな選択肢のある国に生まれ、

自殺を選ぶということ。

 

それ自体エゴがすぎる。

この世界にはセミと同じように、

生まれた瞬間から寿命が限られてたり

生まれた瞬間に奴隷だったり

生まれた瞬間に病気だったり

生まれた瞬間に障がいがあったり

そんな『人』が山ほどいるというのに。

 

君、

昔ドラマでALSの役してましたやん。

珍しくぼく見てましたよ。

 

いい演技やったけど、

結局フェイクの演技やったんすか。

しょーもない。

 

選択肢を持て余した

人間の、芸能人の、

エゴの塊やろ。

あんなもんは。

 

自分がどれだけ恵まれてるのか、

なにも知らない考えたこともない

限られた世界の中で生きる人の

エゴの塊。

 

それをきれいなもんに美化すんな!

と心底思う。

 

死んでいくセミさんを見ろ。

死んでいくセミさんの生き様を見ろ。

 

命の灯火が消える

ほんの最後の最後まで

裏返しになってでも

手足をバタバタさせて

生きてる実感を感じようとしてるだろうよ。

 

一回死んだと思っても

三途の川から蘇ってきて

セミ爆弾とかdisられても

生に執着する生き様を。

 

自殺を尊く語るこの国が嫌いだ。

自殺に同情するこの国の文化が嫌いだ。

 

自殺みたいな人間のエゴに、

価値があるように見せるから

年間5万人も自殺すんねん。

 

芸能人として生きる選択をして、

仮にも多くの日本人に影響を与える

存在であることを自覚してたなら、

 

おれは自殺しますが、

おれはセミさんよりも

クソかっこ悪いです。

 

と遺書の一筆でも残さんかい!

ほんで次はセミさんに生まれ変わらんかい!

 

命がなくなるきわのきわまで

手足バタつかせながら

人間三浦時代にやってしまった

エゴをしっかり反省せんかい!

 

それが君にできることや。

 

あのな、

命は必ず終わりがある。

命あるもの必ず死ぬんや。

 

死を考えろよ。

死を考えへんから、

いつまでも惰性で生きてんねん。

 

セミさんを見ろって。

死があるから、

生が輝くんやって。

 

惰性で生きんな。

 

明日死ぬかのように生きて

永遠に生きるかのように学べ。

 

それが人生を

最大限楽しむためのコツや。

 

そして足るを知れ。

それが変わらない日々の暮らしの中で

唯一毎日幸せを感じられるコツや。

 

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命など

仕事と散歩と漫画とで

満たされるほどのものなのに

 

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