小さな星がほらひとつ

真っ暗なトンネルの話

暗くて出口が見えないような

長い長いトンネルを、

 

自分が先頭に立って走ってる。

ずっと。

それが30歳の感想。

 

後ろには仲間がいるけど、

仲間はいつでも入口に戻ることができる。

 

おれだけが入口に戻る選択がない。

トンネルに入った瞬間に、おれは、おれだけが戻れないよう退路を断ってるから。

 

おれは仲間が戻ったとしても

ひとりで前に前に進むしかない。

 

絶対できる

必ずいける

今日もおつかれ

いつもありがとう

 

仲間に向けたその言葉たちは、

ほんとうは自分を鼓舞してる。

 

こーすけ

お前は絶対いける絶対いける

お前は必ずいける必ずいける

今日もよくがんばったえらい

今日もおつかれさま

今日も一日やりきった

明日もがんばれよ

って

 

経営は孤独だ。

とよく言われるけど、誰かのサル真似をして、誰にでもできる仕事で儲けるのは簡単だと思うし、儲かるところに人は集まるもんで

 

そういう経営者はそない孤独じゃないと思うよ。

光に虫が集まるように、金に汚い人間は集まるから。

 

おれはちがう。

おれは本質をみてる。

 

金儲けがしたいわけじゃない。

困ってる人に足りてない情報を届けたい。

ユーモア溢れる情報やサービスで役に立ちたい。

いまはまだない価値を創造したい。

それがおれの自己表現だから。

 

でも、だから苦しい。

そんなきれいごとみたいな価値観に

乗ってきてくれる人間なんていないことを

おれはもう知ってるから。

 

だから結果を出さないといけない。

自分の人生のエゴを通すためにも。

 

はじめから苦しい道なのはわかってたけど、

わかってても、見通しを持てないのは辛い。

 

それでも未来は

一日一日の積み重ねの先にしかないから。

毎日毎日、精一杯やり切って生きる。

 

長く、暗いトンネルを

先頭きって進むしか道はない。

 

結局、人生の見通しは自分の手でつくるしかない。

誰も本当の意味で、力は貸してはくれない

そういう意味での孤独との戦いだ。

 

何度も諦めたくなったり

何度もモチベーションが下がっては

その度に自分と対話して乗り越えてる。

 

まだ弱い自分がいる。

もっと強くなりたい。

もっともっと優しくなりたい。

 

人生で大切なものすべてを、
死ぬまで大切にし続けられるように。