小さな星がほらひとつ

男っ気の話

4人くらいの女性に立て続けに言われた。

 

「今までにないタイプだわ。女性に(恋愛に、SEXに)興味がないと思ってた。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずそう思わせた背景を考える。

 

たぶん大きくは、男女の垣根が一般的な感覚からするとあまりないことにあると思う。

 

同世代の、28前後の男性は、女性を大切な彼女枠に入れるか、それ以外は性欲処理用のトイレ枠に入れる。

 

大切な彼女枠に入れた女性に対しては、きっと口説いたり、デートに誘ったりするやろう。

 

で、トイレ枠に入れた女性に対しては、同じように口説き、終電をなくしたりするやろう。

 

どちらにせよ、相手を『人として』ではなく、『女として』接している。

 

それがおれには欠けてる。

欠けてるというより、どうしても性欲処理をSEXに求めないし、どうしてもこの人と結婚したいとも思わない。

 

それはそれで、どうかと思うのだが。笑

 

まぁ、そのスタンスがコミュニケーションに出て、

 

「今までにないタイプだわ。女性に(恋愛に、SEXに)興味がないと思ってた。」

 

て言われるんやろうと思う。

 

でもこれは見方を変えると、行為を持たれていることなんやとは思う。

 

もしおれが逆の立場でこれを言うとすれば、前提として『こっちは行為があるけど、あなたはどうなの?』という心情があった上での、

 

相手の意向を確かめるジャブだ。

 

もちろん、完全に友達として割り切られているのであれば、もっとライトにこの言葉が出てくるのだが、

 

社会に出てから新しく出会った男女関係において、友達になることはほーーーっとんどない。

 

だから、さっきの前提が成り立つ。

この言葉の背景には好意がある。

 

もう少し深く考えてみると、上野先生いわく、女性は男性に依存することで自我を確立する生き物だ、というのが本当であれば、

 

他の男は『女として』接してくるのに、あなたはなぜ『女として』の興味を持ってくれないの?

 

となり、今までにないタイプだわ、となるんじゃないだろうか。

 

ふーむ。

 

なるほど。

 

我ながら勉強になる。

 

 

 

 

 

 

男性は女性にまず強い関心を持つこと。

おれは生い立ちから、学生時代の部活から、いまの仕事から趣味から、とにかくなんでも興味持って聞くわな。

 

でも世の中の男性の多くはきっと、自分の話ばっかりするんやろうな。

 

だから、それほど自分に興味持たれること自体が、『ちゃんと自分に興味を持って、話を聞いてくれた』となるわな。

 

そうそう。

そうか。

 

大切な女性として扱うときも、トイレとして扱うときも、モテるプロセスは同じか。

 

『人として』興味持ったあとに『女として』興味を示すこと。

 

それが女性の恋愛テンションを上げる。

 

二回目に会うときは『女として』誘えばいいのか。

 

なるほど。

 

これを1日でやるなら、1軒目で『人として』興味を持ち、2軒目で女として興味を持てばいいのか?

 

女として興味を持つということは、例えば、いつから彼氏がいないだとか、いまは彼氏がほしいのかとか、結婚はしたいのかとか、きっとそういうことだろう。

 

思い返せば、おれはそんな『女として』興味ある質問は一切してないな。笑

そりゃ興味ないと思われるわ!!!

 

なるほどな。

たぶん世の男どもは逆で、『女として』の質問がほとんどなんやろう。

 

それはそれでいいんやけど、その土俵は全員できるから、容姿とおもろさが差別化になる。

 

大事なことはそもそも違うステージで戦うこと。

 

『人として』興味を持つことに加え、『女として』興味を持つ。

 

おおーーーーーー!!!

 

きたこれ。

汚い言葉いっぱい使ってごめんなさいね。